今年が終わるなと思いはじめたらだいたいやることと言えば「今年を振り返る」。
コトリ会議の今年を振り返りますと。
昨年12月に(いきなり昨年)、『あ、カッコンの竹』に出演しないかオーディション公演をおこなって、今年になって出演者を発表しましたね。
で、すぐに『あ、カッコンの竹』をやるかと思いきや、小ラボという劇場外でやる実験公演をしましたね。
今年の小ラボは僕が企画はせず、代表の要小飴が企画してたんですね。
で『あ、カッコンの竹』ですね、今年は。
3月半ばから稽古が始まり、一月に一会場で8月まで5都市ツアー。
一個一個に思い出ポロポロ。こぼれまして、振り返れない、振り返らない。
なんとか全部終えたら、渡邉さんが退団して実家に帰ったり、残った劇団員はコトリ会議外の客演や、客作演などであまり劇団としての活動はなかったですね。
それはツアーでずっと一緒で仲が悪くなったんじゃないです。
新しい劇団員として、一緒にツアーをまわった三村るなが入りました。
良かった、ツアーは出会いをつくってくれたんですね。
外部での活動が増えたのも、新人が入ったのも、ツアーをやったから名前を知ってもらえて、ちょっとは目立ったから、産まれたんだわ。
このブログのタイトル「『あ、カッコンの竹』が産んだもの、それは新しい劇団員。」これが言いたかったんじゃないです。
もう一人、一緒にツアーをまわった俳優さんが、今日から劇団員になります。
コトリ会議では初です。
男優が新人になってくれました。大石丈太郎さんでも、本田椋さんでもないです。
まえかつとがコトリ会議に入ります。
では、ご挨拶を。
初めまして。コトリ会議では、今年のツアー公演「あ、カッコンの竹」に出演させて頂きました、まえかつと と申します。(区切りが難しいとよく言われますが、まえ/かつと です。)
ご覧頂きました皆さま、改めてありがとうございました。
この度、ご縁あってコトリ会議に入団する運びとなりました。公演を通して、改めてコトリ会議のことを好きになり、力になりたいと思いました。
しかしこれまで僕にとって、劇団に入るということはとても勇気のいることでした。観るのが好きな劇団は数あれど、その劇団に入ってお芝居をしたいといのはまた別の話で。そこまでの気持ちになれることも中々無かったのです。
コトリ会議は、劇団に入って作品を一緒に作りたい、と思えた劇団で、そういう団体に早い間に出会えることってとても貴重だなと感じます。
20代も折り返す年に巡り合って、自分の今後を考える中で、一つ大きめの決断をしてみようと思い、入団を決意した次第です。
一俳優としてやりたいこと、やるべきことが沢山あります。コトリ会議を通して自分を見つめ、考え、俳優として人間として幅を出していきたいと考えています。又、先に入団発表をしております三村るなと共に、新しい風として劇団を盛り立てていけたらなと思います。
僕の中では 「コトリ会議=旅 」というイメージがありまして、来年も三都市のツアー公演をやりますが、たくさんの方と出会いたいです。今年も本当にたくさんの方と出会えました。
旅公演の良いところは、自分の想像以上に多くの方と繋がれることだと、今回のツアー公演で強く感じました。
コトリ会議のまえかつととして、皆様にお会いできる日を楽しみにしています。
簡単ではございますが、挨拶とさせて頂きます。
それでは、今後ともコトリ会議共々宜しくお願い致します。
まえかつと
わーい。
コトリ会議が6人だ。
男性3人。女性3人。夏物語だ。
今年の残り少しも、来年も、読んでいる皆様、コトリ会議をよろしくお願いいたします!
今後の予定
@『あ、カッコンの竹』の戯曲と劇評2本(山ア健太さん、徳永京子さん)も収録されている『紙背』二号が12月23日から発売です。
A5月〜6月に3都市ツアーを新作『しずかミラクル』でまわります。
作・演出:山本正典
出演:牛嶋千佳、要小飴、まえかつと、三村るな、若旦那家康(以上、コトリ会議)、大石英史、ほか