ひさかたぶりにブログをあげます。
めっきりツイッターもやらなくなりました。
見事に予想通りになりました。
ひさかたぶりといえば、
パピコを買いました。
実に2週間ぶりでした。
パピコはしばらく手で握っていると、冷たくなって持てなくなるので、いつの間にかタバコを持ったスタイルになります。
それでも冷たいので、口にくわえるようになります。
口にくわえても、やがて唇が冷たくなるので、顔が渋い表情になります。
それで手に持ち替えたり口にくわえたりを繰り返してチュウチュウしていると、その人はまるでタバコを吸っているように見えます。
僕がパピコをくわえていたのは、ちょうど日も落ちた頃で、通りすがりの例えば会社帰りのお父さんなんかは、そんな僕をタバコを吸っている人のように見ます。
お父さんは久しぶりに残業のない月曜日でした。早めに帰って愛娘と学校であった事などを話そうと考えていたのですが、歩きタバコをしている青年を見て心が疼きます。
彼は家族からの反対をうけて、タバコをやめていました。特に娘は臭いを嫌がります。それが、せっかく早く帰るのだから、一本だけ…。なあに、30分もどこかをぶらついて帰れば臭いなんてなくなるだろう。
彼はコンビニでタバコを求めます。
その頃ここはとあるコンビニのレジ中です。大学2年生になるヒョロイチ君は、レジ当番であるにも関わらず、スマートフォンとよばれる最新携帯型機械をいじっていました。なんとこの機械、電話もできるし、インターネットも見れるし、指でスッとなぞると画面がそれに反応するし、カメラついてるし、指紋認証やし(全く使ってないし)、画面が光るから暗がりでも見れるし、音鳴るし、形がどことなくスマートやし、単三電池とかで動かすとかじゃないし、現在地見れるし、それ見ながら焼肉食べれるし、そもそも自分の現在地見ながら焼肉食べてもそこはアナタ、焼肉屋ですよもちろんとスマートに答えるし、なのにヒョロイチ君はとある劇団のブログを見てました。
そこへ、そわそわとしたサラリーマンが一人入ってきて、タバコを注文するではありませんか。
ヒョロイチ君は先程のブログを思い出します。
もしかしてこの人、パピコを持った青年の事を、歩きタバコの青年だと勘違いしたんじゃ…!
ヒョロイチ「お父さん、ここにタバコはありません」
愛娘をもつ父「いや君、後ろにズラリと並んでいるそれ、タバコじゃないのか。早くしてくれ!」
ヒョロイチ「お父さん、これはタバコなんかじゃありません。少なくともアナタにとっては」
久しぶりに早く帰る父「なにを言って…というか君にお父さんとよばれる筋合いはない!」
ヒョロイチ「お父さん!」
父「にゃむ!?」
ヒョロイチ「これが、お父さんのタバコです(パピコを渡し)」
父「きみ…」
ヒョロイチ「お代は入りません。早くこれを娘さんと分けて食べてください…」
こうして家族の団欒は救われましたとさ、はいはい