1週間くらい前に寒い寒いといいながら暖房つけるのに抵抗する気持ちをもて余してたのがウソみたいだなぁーとボンヤリ考えてます。渡邊です。
その1週間前の一日稽古では、
まずボールのゲームを行い、その後にお口の運動を。
担当している役と関係なく、その台詞の役になりきりながら、順繰りに台詞を回し読みしていく、というものです。
ちなみに同じとこを2回トチると真ん中でペナペナダンスとやらを踊る、という愉快な罰ゲームがございます。
コトリの台本は自分の中に落とし込むのが難しいとよく言われる為か、やる側はトチらないように、込み入った台詞が当たらないようにと、ドッキドキ。
片や、見ていた私は悠々と、端から違う人がその台詞を読むとまた違った雰囲気に聴こえて面白いなーと楽しんで見てました(笑)
誰が罰ゲームを食らったかはご想像にお任せしますね。
因みにその人のダンスはホントにペナペナと、キモ面白かったです(←誉め言葉)
そんなアップ後はひたすら稽古。
役の中身をひたすら色々試した前回とは違い、この回は位置や体勢など、物理的に異なることを試みました。
大阪公演時とは会場も違う為、異なった空間の使い方もできるので、この辺この位置でしてみよう、ここ使ってみよう、この角度では…などなど沢山、いろんな素材を付けたり外したり捻ったりと試していき、新たな可笑しみが生まれてました。
そんな中での写真。
『ここ、こうしたらどうなるか見たい』という意見でやってみた時の写真です。
果たして本番で使われるかは、当事者全員、今のところは謎。
今回の稽古期間は何度も何度も、実験して繋げて壊して探っていきますので。
また違う日の稽古でも『ちょっとぶっ壊してみましょうか』という試みもしてました。
なにやらBGMに"男の子が燃えそうな曲"も流したりして。
因みに試みた結果は、『あ、これは違うね。という成果は得ました(笑)』でした(笑)
また壊して、作って作って。
勿論稽古なので、楽しい空気以外にも、生みの苦しみとの葛藤も生まれております。
数が重なるに連れ、発生していくジレンマ。
一人一人、何かしら思うところと向き合いながら、目の前の壁を打破しようと悩んでもがいて。
やったことを振り返りながら、更にそこから上を目ざしてぐるぐると。
この螺旋階段みたいな惑いの先は、どのような姿になるのか。
4月まで残り半分。
いよいよ佳境にさしかかっております。